カナダ人としての相続〜ゆうちょ銀行編

前回、銀行口座の相続についての話を書いたが、今回はゆうちょ銀行口座の相続について。



ゆうちょ銀行は相続手続きが他の銀行よりひと手間多い。そのため、全ての手続きが終わるまでに要する時間も長い。他銀行の相続手続きはきちんと書類さえ整っていれば1回の訪問で終わらせることも可能だが、ゆうちょ銀行は2回に渡って訪問する必要がある。必要な書類はほぼ他銀行の時と同じだが、大きな違いは、2度窓口を訪問しなければならないこと。


[ゆうちょ銀行、最初の訪問]

まず代表相続人がゆうちょ銀行の窓口に赴く。

その際以下の書類を持っていく

・被相続人の死亡届のコピー

・被相続人の最後の除籍謄本(死亡の記載のあるもの)

・被相続人のゆうちょ銀行の通帳とカード

・代表相続人の運転免許証

・代表相続人の現在の戸籍謄本

・代表相続人の印鑑

・被相続人と代表相続人の関係がわかる戸籍謄本(子どもが代表相続人の場合、被相続人が親であることが記載された戸籍謄本)


ゆうちょ銀行の窓口で所定の相続手続き申込用紙に必要事項を記入する。


窓口では全ての書類を確認し、コピーをとり、原本は返してくれる。

持参した通帳に記載された口座の他にも遺産があるかどうかのチェックをしてほしいかと聞かれるので、もちろんお願いする。


申込みの手続きはひとまずこれで終了し、2〜3週間後に、ゆうちょ銀行から相続手続きのパッケージが送られてくるのを待つ。


[ゆうちょ銀行2度目の訪問]

待つこと2週間、相続手続きのパッケージが送られてきた。A4の封筒に、約20ページからなる説明書と「貯金等相続手続請求書」というタイトルの用紙、必要書類のチェックリスト、返信用封筒が同封されている。とりあえず、説明書にはくまなく目を通す。かなり時間がかかる作業。


「貯金等相続手続請求書」に、必要事項を書き込み、全ての相続人がそれぞれ自筆の署名と実印を押す

相続人が外国籍の場合は、実印が無いので、代わりにサインをする。一片が2cm角の小さなスペースにサインをするのは一苦労だった。しかも注意書きに「枠からはみ出してはいけない」と書いてある。なんじゃそりゃ。

オットがカナダ在住のため、姉から申請用紙をエアメールで送ってもらい、漏れがないように必要事項を記入、署名をし、姉に送り返す。


・代表相続人の銀行(遺産を入金するための口座)の口座情報を申請書に記入し、その銀行口座の登録印鑑(銀行印)を申請用紙に押す。


提出する書類は若干他銀行の時とは異なるので、以下に記録を残す。


被相続人に関する書類

初婚から死ぬまで(未婚の場合は16歳から死ぬまで)の戸籍謄本全て

    他銀行では「生まれてから死ぬまで」の戸籍謄本が必要だったのに、ゆうちょ銀行では何故か「初婚から死ぬまで」だった。義母の場合、以下の3通の戸籍謄本を取り寄せた。

 B市ー結婚してからC市へ戸籍を変更するまでの除籍謄本

 C市ーB市から戸籍を移動してから、平成6年までの戸籍謄本

 C市ー平成6年から死亡して除籍するまでの除籍謄本

通帳と銀行カード


相続人1の書類

・印鑑登録証明書(被相続人が死亡した後の日付で、かつ発行してから6ヶ月以内のもの)


相続人2(代表相続人)の書類

・印鑑登録証明書(被相続人が死亡した後の日付で、かつ発行してから6ヶ月以内のもの)

・運転免許証


相続人3の書類

相続人3はカナダ国籍なので、以下の書類が必要

・署名証明書(発行してから6ヶ月以内のもの、カナダの日本大使館、もしくは日本領事館で発行したもの)

・在住証明書(発行してから6ヶ月以内のもの、カナダの日本大使館、もしくは日本領事館で発行したもの)


ゆうちょ銀行から請求はされなかったが、念のために添付した書類

・相続人2の現在の戸籍謄本 (被相続人が死亡した後の日付で発行したもの)おそらくステップ1ですでに提出したために要らないのだとは思うが、念のため

・相続人3の日本での最後の除籍謄本 (被相続人が死亡した後の日付で発行したもの)これも要求されなかったが、被相続人との関係を証明するために念のため

・相続人3の現在有効なパスポートのコピー

上記の書類一式を全て持って、ゆうちょ銀行へ赴く。どこの支店でも対応してくれるらしい。亡くなった人の口座のある支店でなくても大丈夫。書類に不備がないように、ゆうちょ銀行から来たチェックリストを何度も見直し、確実に全ての書類が揃っていることを確認しよう。


あとはひたすら待つこと1ヶ月。私たちの場合、書類に不備はなかったようで、ゆうちょ銀行から確認のお手紙が届いた。最終的に遺産として振り込まれた金額が書いてある大切な書類が送られてきた。


最後に、代表相続人は、遺産の入金確認の後、早めに遺産を他の相続人に振り分ける。


注意) 上記はあくまでも私たちの経験に基づいて記したもので、必要書類は人によって異なるのでご注意ください。


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