固定資産税見直しのアピールをする

不動産を所有している人たちには、毎年固定資産税の計算の基準となる土地・建物の評価額の書類が送られてきます(BC Assessment)。ここ数年のカナダの不動産バブルは激しく、毎年好調に伸びています。自分の家の価値が上がるとなんか得した気分にもなる一方、現実問題は固定資産税です。固定資産税そのものの税率は物価指数に基づいて毎年少しずつ上昇します(市によって異なりますが、2011年の相場で評価額の4~5%が固定資産税)。

2011年1月に我々が受け取った通知は、前年の秋に購入した家に対するものでした。しかし、その評価額を見るも、どうしても納得いきません。評価額が購入金額に対して大幅に(1千万円も)上がっていたのです。購入してたった3ケ月で1千万円もあがるわけないじゃないですか。一般的には評価額は購入金額よりも低めに算出される傾向があるのですがね。

さて、このような場合、BC州では評価額見直しの申請(Appeal)を提出することができます。私たちももちろん納得しなかったのでインターネット経由で申請書を送付。そこには、その理由や客観的に証明できる資料などを添付して送付しなければなりません。そして、後日、評価額見直しのためのプレゼンテーションをする日を設定することになります。

プレゼンテーションのその日。前日までにプレゼン用の資料を作り、要点をまとめて30分以内で説明、インパクトを与えるように頭の中で訓練しておきました。まわりの知人・友人からは、国が設定した評価額を下げることはよほど説得力のある理由がない限り難しいと言われてましたから、あきらめ半分。でも何事も経験だと思いチャレンジしました。

プレゼンの会場に到着すると、3人の不動産鑑定士と1人の司会者が待ち受けていました。自分より前にプレゼンをしている人のやりとりを聴講することもできますが、前の人は申請が却下されると言う残念な結果になっていました。正直、こんな裁判のような雰囲気を想像してませんでしたから、自分の番がやってくると、のどがからから。

ところがですね、ほとんど何の説明もすることなく、司会者の助言や前もって行われていた調査で、あれよあれよと私たちの要求がとおり、減額してもらえることに。彼らもプロですからね。不動産の評価はフェアでなければいけないので、予め我が家の不動産売買に関わった不動産屋さんに連絡を入れて聞き込み調査などをしていたようです。しかも、我々の要求通り、実際の購入金額と同じ価格に再評価してもらえました。かなり、力が抜けましたよ。今までの心の準備はナンだったんだろうってね。我が家の場合は、ちょうど去年購入したばかりだったので、その購入価格が市場価格として採用されるべきだという主張に、不動産鑑定士の方々も納得してくれたのです。3人の鑑定士は怖そうな貫禄のあるおばさんたちだったので、かなり緊張しました。再評価の結果が出たときは、まるで「無罪!」と言われたかような気持ちで心の中で「Yes!」と叫んでいました。何しろ評価額が1千万円下がりましたからねぇ。固定資産税に換算して約5万円は税金が下がったということです。これは大きいです。





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