教師がストライキ!?

2011年の11月のこと。いつもならば、このシーズンに一学期の通知表をもらいます。が、この年はちょっと違いました。いや、かなりです。なんと、白紙の通知表が、しかも郵送されてきました。
どういうことか。先生たちの組合が活動を起こし、教師の事務作業を一切やらないという、部分的ストライキをやっているのです。教師側の言い分は、事務作業は本来の教師の業務ではなく、事務系職員がするべきこと。事務系職員を増員するか、もしくは教師の給料をあげることを要求したいということです。具体的にはどのようなことか。

1.教師と親の面接
2.クラス通信の発行
3.通知表の作成

ストライキのために、上記のことが完全にストップしました。では、これらがなくなるとどうなるか。

1.先生がどのようなカリキュラムでクラス運営するかの説明がなくなり、科目ごとの進捗や内容が不明。
2.勉強以外でのクラスでの活動がさっぱり不明。
3.生徒の学習習得度が全く不明。

これって、日本的には非常に問題だし、信じられないことだと思います。が、カナダの教員組合はとにかく強い。もちろん、これらの組合活動は裁判沙汰になり、最終的な結論にいたるまでに、かなりの時間がかかりました。一番困ったのはGrade12(高校3年生)の生徒たち。学校の成績を受験する大学に送られなければなりませんが、通知表が発行されなかったのですから。

いや~、日本では考えられませんね。教師がストライキだなんて。ただ、授業だけはきちんとやってくれていたようですが、親たちも怒りの矛先をどこへ向けてよいか本当に困りました。これは教師組合全体の問題だったので、担任の先生にその怒りをぶつけても何も変わらないわけです。

写真(右)が送られてきた白紙の通知表。ナンセンスです。白紙の成績表なんて、なんでわざわざ送ってくるんでしょうねぇ・・紙と資源と人件費の無駄遣い。その上親の怒りに拍車をかけるような行為です。

その後、さらに拍車をかけるように、全ての学校が臨時休校になる日が2日ほどありました。ついに教師が教えることすらストライキしたのです。こうなると社会問題。Gariも子どもの面倒をみるために会社を休みました。

最終的には、半年もかかってようやく和解にいたり、2学期からは無事に通知表が作成されました。おそるべし、カナダの教師組合!



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